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科学的根拠あり!身長を180cmまで伸ばす7つの方法

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 今回は、子供の身長を180cmまで伸ばす科学的手法7つのポイントをお伝えしていこうと思います

実は身長を180cm以上伸ばすことによって、生涯年収が1,660万円も変わることが明らかになっています。

また、過去の研究においても、身長が高いと人と話すときに説得力が上がったり、人として魅力的が上がるようです。

そこで、ここでは身長を180cmまで伸ばす7つの科学的根拠をわかりやすく解説していきます。

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身長を伸ばす7つの方法

まずはじめに、自分の子どもの将来の身長予測からお伝えしていきます。
 
  • 男子の場合は「父身長+母身長+13cm÷2」
  • 女子の場合は「父身長+母身長-13cm÷2」

 これが遺伝的な要素になります。

たとえば、お父さんの身長が172cm、お母さんの身長が155cmの場合は、男子の遺伝的身長は170cmになります。

身長というと「遺伝」という印象が強いですが、これは本当でハーバード大学の研究によると8割が遺伝、2割が後天(生まれてからの環境に左右される)という結論が出ています。

8割って聞くと「ほぼ、すべてじゃん」って、思うかもしれませんが、残りの2割がとてつもなく大きいです。

身長にすると5~10cmほどの振れ幅になります。

先ほどの遺伝的な身長170cmの男の子の場合でも、180cmを目指せる可能性があります。

それでは早速、子供の身長をのばす7つの方法が

  1. 運動
  2. 亜鉛の摂取
  3. 乳製品
  4. たんぱく質
  5. たまご
  6. 睡眠
  7. 内臓脂肪を減らす
この7つです。
では、一つずつ見ていきましょう!

運動

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まずは運動。

身長を伸ばすために最も重要なのが「成長ホルモンを分泌させる」こと。

成長ホルモンを分泌させるために運動は欠かせません。

ただし運動といっても

  • 運動の時間
  • 運動の種類
によって成長ホルモンの分泌量は大きく変わってきます。
運動の時間

まずは、運動の時間からです。

2006年にノースカロライナ大学から「運動時間と成長ホルモン」についての研究が発表されました。

研究内容は「30分」「60分」「120分」と、時間をわけてどのくらいの運動時間が成長ホルモンが一番分泌されるのかを調べました。

運動の継続時間によって成長ホルモンの分泌がどう変わってくるのか?ということをです。

その結果、男性の方が成長ホルモンは分泌されやすく、運動の時間も長ければ長いほど成長ホルモンが多く分泌されたということです。

つまり「120分の運動が最も成長ホルモンを分泌した」ということになります。

子どもにとっては遊んでいても運動ぐらいの負荷量になるので、できるだけ外でたくさん遊ばせることを考えてあげてください。

運動の種類

2013年にバース大学が成人8人を対象にして

  1. 抵抗運動
  2. スプリング運動
  3. 持久力運動

の3種類の運動で、どの運動が成長ホルモンが分泌されやすいのか?という研究発表がされました。

運動の内容は

  • 抵抗運動は30分の筋力運動
  • スプリング運動は短距離走
  • 持久力運動は30分の自転車運動

この3種類で調査を実施。

結果としては、スプリング運動と持久力運動で成長ホルモンの分泌が大幅に上がり、筋力運動では安静時と変わらない結果が出ています。

つまり、身長を伸ばすための運動としては、走ったりするかけっこや持久走、短距離走がよいということになります。

なので子どもの身長を伸ばすには「長時間+短距離走+長距離走」を組み合わせた遊びがおすすめです。

亜鉛の摂取

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亜鉛はもともと、細胞の成長や代謝を促進する効果があるといわれています。

亜鉛不足になると、食欲不振や免疫機能障害を引き起こす可能性があります。

なので、育ち盛りの子どもにとって亜鉛はとても重要な栄養素。

2017年にタイで平均年齢9歳の子ども140人を対象とした「亜鉛の摂取と身長」に対してランダム研究を実施しました。

140人の子どもをランダムに2グループにわけて、一つのグループは「亜鉛サプリメント15mg服用」させ、もう一つのグループには亜鉛といいながら実は「ラムネ」を飲ませて6ヵ月後の身長の変化をみてみました。

つまり、6ヶ月間亜鉛を飲むことで身長に変化が起こるか?という、とってもシンプルな方法。

その結果、亜鉛を飲んでいたグループはラムネを飲んでいたグループに比べ「1cm」身長が高くなった結果が出ています。

6ヵ月で1cmの差が出るのはバカにならなことです

ただし、これはタイでの研究なので先進国である日本にそのまま当てはまるかわかりません。

しかし、確実にいえることは亜鉛不足は子どもの身長や成長を促すには必要不可欠な成分といえます。

ちなみに亜鉛は「肉、わかめ、たまご、海苔」などに豊富に含まれています。

中学生以上は亜鉛サプリメントなどもおすすめです。

乳製品

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2008年に5,101人の女の子を対象にして、乳製品が身長を伸ばすのに有効か?という研究がおこなわれました。

よくある「牛乳を飲むと身長が伸びる」という検証です。

結果としては、牛乳やヨーグルトの摂取と身長の「相関係数」は0.8という結果が出ました。

たったの0.8と思うかも知れませんが、この0.8の効果はめちゃくちゃ高く、マックスが1.0なのでとても高い相関係数といえます。

相関係数(そうかんけいすう、英: correlation coefficient)とは、2 つの確率変数の間の相関(類似性の度合い)を示す統計学的指標である。原則、単位は無く、−1 から 1 の間の実数値をとり、1 に近いときは2 つの確率変数には正の相関があるといい、−1 に近ければ負の相関があるという。0 に近いときはもとの確率変数の相関は弱い。因みに 1 もしくは −1 となる場合は 2 つの確率変数は線形従属の関係にある。

 つまり、牛乳やヨーグルトをたくさん摂取するということは、身長を高くするためには有効といえます。

ただしチーズは身長との関連はなく、乳製品というよりも「たんぱく質」が身長と関連しているのです。

チーズのような乳脂肪は乳がんの発生を高くしたり、男性であれば男性ホルモンが減少してしまうので、「男らしさ」を失ってしまう原因にも。

なので、男性は牛乳やヨーグルトなどの乳脂肪が多く含まれる食べ物をたくさん食べることはおすすめできません。

たんぱく質

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四つ目が「たんぱく質」です。

2015年にマサリク大学で「男性の身長に関連する要素」という研究結果が発表されました。

世界105カ国の男性を対象にして、どの栄養素を摂取すると身長が伸びるのか?というのが明らかになりました。

105カ国の中には日本も入っています。

結果としては、発展途上国では「たんぱく質の量」先進国では「たんぱく質の品質」と相関係数があることがわかりました。

日本は先進国なので、身長を伸ばすにはたんぱく質の「品質」に目を向けることが大切。

このたんぱく質の品質と身長との関係はとても深く、相関係数は0.85でたんぱく質の品質が向上するほど、身長も右肩上がりに上がります。

つまり、子どもの身長を伸ばしたいなら「高品質なたんぱく質を摂る」ことが重要なんですね。

おすすめの食品としては「鶏肉」と「サバ」。

鶏肉は脂肪分が少ないので高品質なたんぱく質が摂れますし、サバも高品質なたんぱく質としてはとても優秀です。

ある程度年齢が大きくなる中学、高校生ならばプロテインの摂取もおすすめできます。

現在のプロテインは肉よりも脂肪分が少なく、吸収率も向上しているので健康食品としても有名です。

どうしても成長期はたんぱく質の摂取が少なくなるので、プロテインで補うのも一つの方法といえます。

たまご

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五つ目が「たまご」。

2016年にアーカンソー大学から小学生241人を対象にして「卵の摂取と身長の高さの関連」の研究が発表されました。

小学生を対象にした研究なので、そのまま子どもに当てはめやすいかなと思います。

研究の方法としては「たまごを食べないグループ」と「たまごを週に1個食べるグループ」「たまごを週に2個食べるグループ」で、身長や体重、上腕筋の厚さにどのような差が現れるのかを調べてみました。

この研究では、たまごを食べる期間を6ヵ月に設定しておこなったそうです。

結果として、たまごを週に2個食べたグループは、たまごを食べないグループや1個だけ食べたグループと比べて、身長が優位に増加した結論が出ています。

たまごも高品質なたんぱく質なので、ぜひ毎日食べるようにしてください。

睡眠

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六つ目が「睡眠」。

これは、ほとんどの方が知っていると思いますが、睡眠をしっかり取ることは成長ホルモンを分泌させる上でとても重要です。

アメリカ国立睡眠財団から「子どもの推奨睡眠時間が」発表されていて

  • 1~2歳・・11~14時間
  • 3~5歳・・11~13時間
  • 6~13歳・・9~13時間
  • 14~17歳・・8~10時間

が推奨されています。

ここから外れてしまうと、成長ホルモンの分泌量が減少するので身長が伸びにくくなってしまいます。

子どもの睡眠不足は「小児肥満」にもつながってしまうので、必ず睡眠時間は確保するようにしましょう。

内臓脂肪を減らす

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最後は、小児肥満に関連して「内臓脂肪を減らす」ことです。

2011年に「内臓脂肪と成長ホルモン」との関連について研究結果が出されています。

合計102人の成人を対象に調べた結果、「内臓脂肪が多いほど成長ホルモンが少なくなる」という結論が発表されました。

しかも、これは年齢には関係なく、どれだけ若くても、どれだけ年老いていても、男性でも女性でも内臓脂肪が多い人は成長ホルモンが少なくなるそうです。

つまり、身長を伸ばすためには内臓脂肪を減らすことが大切といえます。

これは確実に子どもにもいえることで、小児肥満の解消は身長を伸ばすためには重要ということです。

まとめ

以上が、科学的に子どもの身長を伸ばす7つの方法でした。

すべての方法で言えることですが、一番重要なことは「成長ホルモンを多く分泌させる」ことです。

成長ホルモンを制する物は身長を制す」。

ぜひ今回紹介した7つの方法を実践してみてください。