身長を170cmまで伸ばす食べ物や運動方法を詳しく解説!
今回は身長を170cmまで伸ばす
- 食事
- 運動
- 睡眠
の方法を詳しくお伝えしていきます。
こちらの記事でお伝えした↓
科学的根拠あり!身長を180cmまで伸ばす7つの方法をブラッシュアップして解説していきます。
170cmまで到達するマニュアルを作成したのでぜひ、最後までご覧ください。
本日の流れ
まずは、子供が大人になったときの身長はどのくらいなのか?という「最終的な身長予測」の方法を解説していきます。
両親の身長からわかる最終身長はもちろんですが、計算方法やグラフなども交えてわかりやすくお伝えします。
そして、身長を170cmまで伸ばす「食事・運動・睡眠」。
ただ単純にこの3つがいいよ!というわけではなく、身長を伸ばす
- 栄養素
- 運動方法
- 睡眠時間
なども徹底解説していきます。
最終的な身長予測の方法
まずは、最終身長の予測です。
- 男の子であれば(両親の身長の合計+13)/2+2
- 女子であれば(両親の身長の合計-13)/2+2
たとえばお父さんの身長が172cm、お母さんの身長が155cmの場合は、男の子であれば遺伝的な身長は170cmになります。
で、こちらが身長の予測グラフです。
一般社団法人日本小児内分泌学会が出しているグラフになります。
横軸が現在の年齢。そして、縦軸が身長です。
たとえば、13歳の時に140cmなら18歳のときは160cmくらいになるよ、という予想グラフになります。
正直、両親の身長予測や予想グラフは大体の予想なので、5~10cmの誤差は必ずあります。
2014年にハーバード大学がおこなった研究によると、25万人の超大規模な研究をおこなって、身長は8割は遺伝だが残りの2割は後天的、つまり生まれてからの環境に左右されるという結論を出しています。
「たったの2割」と思いますが、この2割は身長にするとめちゃくちゃ大きく最終的な身長予測が160cmの人でも諦める必要はありません。
日本人の平均身長は約170cmで、ニュースサイト「しらべえ」が調査した女性に聴いた男性の理想とする身長は171~175cmなので、170cm以上を目指せばよいということです。
ただし、どんな年齢の方でも身長を伸ばせるわけではありません。
人間の身長が伸びる時期というのは決まっているので、20歳を過ぎた方や1年間の身長の伸びが0cmという方は、今回お伝えする方法を実践しても残念ながら身長を伸ばすことはできません。
こちらの記事でもお伝えした↓
「まだ間に合う!高校生・18歳以上でも背が伸びる3つの特徴とは?」でも紹介した、一番身長が伸びて身体が大きくなるタイミングというのは、思春期症状が出てきた頃になります。
男子であれば声変わりや陰毛が生えてくる、女子であれば初潮を迎える時期になります。
この時期から急激に身長が伸びていき、男子であれば18歳頃、女子であれば16歳頃に身長の伸びというのは止まってしまうのです。
思春期症状が出てくる時期というのは個人差がありますが、男子は13~14歳頃、女子は10~12歳頃なので、女子の方が身長が早く止まりますし、男子であれば思春期症状が遅ければ遅いほど晩熟型といって、年齢を重ねても身長の伸びが止まらなくなります。
20歳を超えても身長が伸び続けているという方は、思春期症状が遅い方ということになります。
今回お伝えする「食事・運動・睡眠」マニュアルは、成長ホルモンをできるだけ多く分泌する科学的な手法になります。
なので、思春期真っ只中の人はもちろんですが、それよりも年齢が若い人やまだ少しでも1年の間に身長の伸びがある人には有効な方法です。
身長の伸びが完全に止まってしまった人はこちらの記事もおすすめです↓
「身長を3cm伸ばす方法!誰でもできる簡単な3つのやり方を完全公開!」
姿勢の整え方によって身長を3cm以上は高く見せることができますよ。
身長を170cmまで伸ばす方法
では早速、身長を伸ばす方法を紹介していきましょう。
まずは、食事から。
食事編
大前提に、朝昼晩でバランスのよい食事をしっかり摂るということはもちろんですが、とくに摂りたい栄養素が
です。
亜鉛
亜鉛は元々細胞の成長や代謝を促進する効果があることがわかっています。
なので、亜鉛が少なくなると食欲不振や免疫機能障害を引き起こす可能性があります。
2017年のタイから出された研究においても、140人の子どもを対象にして亜鉛を摂取していたグループは、摂取していないグループに比べて6ヵ月後には1cmほど伸びたことがわかっています。
つまり、亜鉛を摂取するということは身長の伸びには重要ということです。
ただしここでは、亜鉛不足が身長の伸びを止めてしまうということが結論なので、大量に摂取したとしても身長が伸びると言うことはありません。
それどころか亜鉛は摂取し過ぎると吐き気や嘔吐、頭痛などが起きてしまうので、サプリメントなどはおすすめできません。
サプリメントは薬と違い身体への影響というのを国が細かく検査していないので、製造する過程で重金属などの身体に悪影響を及ぼすものが混入する場合があります。
さらに、一気に栄養素を摂ったとしても身体で上手く吸収できないので、血管にこびりついてしまったり尿として身体から排出されたりと、意味がないものになってしまいます。
厚生労働省のサイトでも亜鉛はサプリメントではなく、食品で摂取した方がよい記載もあるので、身長を目的にしているのであればサプリメントで亜鉛を摂る必要はありません。
亜鉛を多く含む食品としては
- 牡蠣
- 海苔
- わかめ
- 赤肉・鶏肉
- 豆・ナッツ
- 乳製品
などに亜鉛は含まれているので、これらの食品を食べるようにしてください。
乳製品
つぎに乳製品です。
これは、さまざまな研究で身長を高くすることが明らかになっている代表的な食品です。
「牛乳やヨーグルトは身長を高くする」ということです。
ただし、ここで身長を高くしている栄養素というのは「乳たんぱく質」なので、牛乳に含まれる乳脂肪というのは男性にとっては悪影響になります。
牛乳には「エストロゲン」という女性ホルモンが多く含まれているので、男性がたくさん飲むことによって
- 精子の質が低下
- 男らしさを失う
などの可能性があります。
しかも、大量の女性ホルモンを摂ると骨の成長も止めてしまうので、身長も伸びにくくなってしまいます。
身長を高くしたいために飲んでいる牛乳が逆に、身長の伸びを止めてしまうということが起きます。
なので、乳製品を摂取するのであれば牛乳ではなく、脱脂粉乳がおすすめです。
脱脂粉乳は牛乳の栄養素はそのままなのに女性ホルモンが少ないので、身長を伸ばすだけではなくダイエットにも使える超おすすめの食品になります。
たんぱく質
そして最後が「たんぱく質」です。
上記でも乳たんぱく質が身長を伸ばすには効果的と説明しましたが、絶対に摂って欲しいのがたんぱく質です。
2015年の研究では、世界105カ国の男性を対象にたんぱく質の「質」は身長を伸ばすのにめちゃくちゃ相関があることがわかりました。
つまり、質のよいたんぱく質を摂ると言うことは身長を伸ばすためには絶対に必要と言うことがわかります。
たんぱく質を多く含む食べ物としては
- 鶏肉
- サバ
- たまご
などです。
とくにたまごはたんぱく質の宝庫で、2016年のアーカンソー大学から出された論文では「たまごを食べることと身長の伸びは関連している」ということがわかっています。
卵を1日に2個食べるグループは、1日に1個食べるグループより身長が高くなったそうです。
卵もたんぱく質の宝庫ですが、コレステロールなどが気になるようなら「プロテイン」がおすすめ。
肉よりもたんぱく質の吸収率が高いので、とくに部活を始めた時期や運動量が多くなってくる時期には必ずプロテインは摂ってください。
「プロテイン=太る」というイメージがありますが、脂肪分が少ないプロテインはダイエット食としても有名なので、成長期の時期はプロテインを摂取するようにしましょう。
1日のたんぱく質の摂取量としては、成長期の場合は体重当たり1gほど摂ってもOKです。
成人の場合は体重当たり0.8gですが、成長期の場合はより多くのたんぱく質の摂取を意識するようにしてください。
ただし、摂りすぎると下痢や便秘の症状が出るので、もしこのような症状が現れたら減らすようにしましょう。
以上が身長を伸ばすための食事マニュアルです。
大前提として「たくさん食べる」ということは覚えておいてください。
運動編
ではつぎに、身長を伸ばす運動マニュアルです。
成長期に筋肉をつけると身長の伸びが止まってしまう噂がありますが、これは科学的にみれば都市伝説になります。
確かに、ボディビルダーレベルで筋肉をつけてムキムキになると、筋肉が骨の成長を邪魔してしまいますが、単純な運動や筋トレは関節や筋肉を痛めない限り、成長ホルモンをたくさん分泌して身長を伸ばすことにつながります。
関節や筋肉を痛めてしまうと、治るまで運動ができなくなるので運動による成長ホルモンの分泌がなくなって、身長が伸びにくくなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
この負のスパイラルを起こさないために、2007年の群馬大学大学院から出された「身長の伸びに合わせた運動マニュアル」を紹介します。
基本的には、成長期が終わるまでは無理な筋トレは必要ありません。
運動としては、基礎体力をつけるような「かけっこ」や「鬼ごっこ」など、動くことが重要になります。
2013年のバース大学の研究では、持久力運動とスプリント運動が筋力トレーニングと比べて成長ホルモンの分泌を上げるというデータが出ています。
つまり、長時間動くことが大切といえます。
筋力トレーニングをしてもよい目安は、成長期が終わって身長の伸びが1年に数cmくらいになってからにしましょう。
あと、運動を始める時間ですが、成長ホルモンが分泌しやすい時間帯は朝よりも夕方です。
なので、朝たくさん運動するよりも夕方たくさん運動する方が身長を伸ばすには有効になります。
以上が身長を伸ばす運動マニュアルです。
とにかく「運動してたくさん食べる」ということを覚えておいてください。
睡眠
そして最後が「睡眠」です。
睡眠は成長ホルモンを分泌するために最も重要な部分。
1日の6~7割は睡眠によって成長ホルモンが分泌されるといわれ、食べて運動して成長ホルモンを分泌させやすくしたら睡眠を取る、というのが身長を伸ばすための流れとしては重要になります。
では、どのくらい寝ればよいのでしょうか?
アメリカ国立睡眠財団から推奨睡眠時間というのが出されていて
- 1~2歳・・11~14時間
- 3~5歳・・11~13時間
- 6~13歳・・9~13時間
- 14~17歳・・8~10時間
の睡眠時間が推奨されています。
成長期である13歳頃というのは、確実に9時間以上の睡眠が必要ですし、身長の伸びが止まる18歳頃までは8時間以上の睡眠というのが必要になってきます。
成人であれば睡眠時間はこれよりも少なくても問題ありませんが、身長の伸びが止まっていない人は9時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。
あと「何時に寝れば良いの?」ということですが、基本的に学生であれば学校に行かなければならないので、7時に起きるとしたら9時くらいに寝なければ十分な睡眠時間は確保できません。
夏休みなどの長期の休みでも、1日の流れであるサーカディアンリズムを大切にしないと質のよい睡眠を取ることが難しくなります。
質のよい睡眠を取るためには、朝起きたら朝日を浴びて夜寝るときに重要なメラトニンというホルモンを出す必要があります。
つまり、身長を伸ばしたいのであれば、規則正しい生活をするように心がけてください。
まとめ
以上が身長を伸ばすための「食事・運動・睡眠」マニュアルです。
しっかり身長に関連する栄養素を食べて、身長を伸ばす運動をして、質のよい睡眠でたくさん眠る。
身長が170cm以上になるためにぜひ、実践してみてください。